ドナルド・キーン・センター柏崎 概要

設立の背景

施設概要展示概要設立の背景設立の目的及び理念

キーン先生の日本永住・日本国籍取得で消えるニューヨークの書斎。

ドナルド・キーン先生は、世界に日本の文学や文化を伝える発信者であり、
ニューヨークの先生の書斎は、世界に日本の文学や文化を伝える発信基地でした。
3・11東日本大震災の後、先生は被災地の懸命に生きる人々の姿に「この人々と共に生き、共に死にたい」
と日本永住・日本国籍取得の決意を表明。
それは、ニューヨークの先生の書斎がなくなってしまうことを意味していました。
この事実が「ドナルド・キーン・センター柏崎」構想の大きなモチーフとなったのです。

中越沖地震が結んだキーン先生と柏崎市民の絆。

3・11東日本大震災後にドナルド・キーン先生は日本人となる決意を表明され、震災に打ちのめされた日本人への大きなエールとなりました。
思い起こせば柏崎市民と先生の出会いもまた、2007年7月に発生した中越沖地震に遡ります。震度6強の地震に見舞われた柏崎市民は絶望の淵で生きる希望を失いかけ、復興の険しさに立ちすくんでいたときでした。
一つの文化活動が企画され、実現に向けて動き出していたのです。それは、先生の提案による古浄瑠璃「越後国・柏崎 弘知法印御伝記」の復活上演でした。
2年近くの準備期間を経て2009年6月、柏崎産業文化会館ホールで「人形浄瑠璃越後猿八座」の旗揚げ公演として上演されました。その公演は復興への道を懸命に歩む柏崎市民に夢を与え、明日への希望の灯となったのです。

初演のパンフレットにはドナルド・キーン先生の次のような言葉が載っています。
"古浄瑠璃「越後国・柏崎 弘知法印御伝記」が、300年ぶりに地元柏崎で復活上演されることを私は大変喜んでいます。柏崎ゆかりの、この興味深い古浄瑠璃をたくさんの市民の皆様が鑑賞し、中越沖地震からの復興の力とされることをお祈りします。"

ドナルド・キーン(コロンビア大学名誉教授)


また、柏崎市制70周年にあたる2010年には、ドナルド・キーン先生と鳥越文藏先生による「日本文化を語る・二つの国から」と題する記念講演会も開催され、先生と柏崎市民の一体となった文化活動が展開されました。

2011年夏、設立構想は始動を開始。

こうしてドナルド・キーン・センター柏崎の設立構想は、市民を中心とした文化活動の発信拠点として、大きな文化活動へと発展することを願い、2011年8月末、キーン先生の日本永住に向けたニューヨークから東京への引越しを契機に始動を開始したのです。

2013年9月、ドナルド・キーンセンター柏崎開館

そして2013年9月21日、ドナルド・キーンセンター柏崎が開館いたします。
フリースペースには、先生の著作本を閲覧できるコーナー、当センターの概要やキーン先生の「今」を情報端末で検索できるコーナーがあります。また、有料スペースには、大型映像ホールやキーン先生の「仕事・作品」を伝えるメイン展示ホール、ニューヨークの先生のご自宅にあった「書斎」等の復元展示ホール、貴重な映像を視聴できる映像ライブラリーやキーン先生から寄贈された書籍、レコード・CDなどの収蔵資料検索コーナーがあります。
>> ドナルド・キーン・センターチラシPDF