ドナルド・キーンに宿った「センセイ」 恩師、角田柳作の志

2017 平成29年 3/10(金) → 8/6(日)

ドナルド・キーン センター柏崎 DONALD KEENE CENTER KASHIWAZAKI

展示趣旨

コロンビア大学では、日本語で「センセイ」と言えば、角田柳作を指すという。

アメリカで日本文化の理解を求めてThe Japanese Culture Centreを創立し、コロンビア大学で「日本学」の礎を築いた角田柳作。
その教えを受けて日本の文化や文学を世界に広めたドナルド・キーン。
恩師、角田柳作からドナルド・キーンへ受け継がれたその「志」を見つめます。

アメリカで「日本学」の礎を築いた角田柳作

角田柳作は、アメリカで東西文明の渾融を胸にアメリカニズムを研究し、排日運動の背景には日本文化への誤解や無理解があることを見て取り、日本文化を紹介するThe Japanese Culture Centreを設立し、コロンビア大学で「日本学」の礎を築いたのです。

ドナルド・キーンと角田柳作の出会い

ドナルド・キーンは、一九四一年(昭和十六)にコロンビア大学の講座「日本思想史」を受講したいと角田柳作の研究室を訪れました。この邂逅は日本文化、日本文学が世界に羽ばたく始まりでした。

角田柳作とは

角田柳作は、1877年(明治10)、群馬県勢多郡津久田村(現・渋川市)の農家に生まれ、東京専門学校(現・早稲田大学)に入学すると哲学を専攻、坪内逍遥や大西祝、外国人宣教師アーサー・ロイドから英文学や哲学、倫理学、宗教(仏教)などを学びます。卒業後はジャーナリズムの世界に身を置き、『井原西鶴』(民友社刊)などの著書を出版。その後、仏教に深い関心を抱き、教育の道に転身。教員として京都や福島、仙台で英語や倫理等を教えながら仏教の勉強にうちこみます。
1909年(明治42)、移民子弟教育のため、ハワイの仏教系日本人中学校の校長として赴任します。その渡米には、東西文明の融和をはかり、どの国でも通用する普遍性を持った人間を育てたいという角田柳作の思いがありました。
8年後の1917年(大正6)には、アメリカ本土に渡ります。そして1926年(大正15)、アメリカで吹き荒れる日本人移民排斥の嵐の中で、日本文化の理解を求めて大規模なThe Japanese Culture Centreの設立に邁進します。1931年(昭和6)、コロンビア大学への恒久的移管が決定すると、その主事として迎えられ、同時に新学期から講師として「日本の歴史と文学」の講義を開始。以後、長年に渡って教壇に立ち続け、情熱のこもった魅力的な講義でドナルド・キーンをはじめ、多くの日本研究者を育てました。

テーマ解説

?角田柳作の「志」を探る6つの知りたい“なぜ”

  • 展示テーマ 1 ジャーナリズムから仏教研究、教育の世界への転身
  • 展示テーマ 2 ハワイヘ
  • 展示テーマ 3 ハワイからアメリカ本土へ
  • 展示テーマ 4 The Japanese Culture Centreの設立
  • 展示テーマ 5 「センセイ」
  • 展示テーマ 6 ドナルド・キーンら日本文学研究者に幅広く日本文学を教えることが出来たのは

関連イベント

講演内容 ドナルド・キーンの恩師、角田柳作「センセイ」の青春
講  師 島内景二氏(電気通信大学教授)
主  催 公益財団法人ブルボン吉田記念財団
開催日時 2017年(平成29)年3月10日(金) 13:30~15:00開場は13:00より
開催場所 新潟産業大学
定  員 350名
入 場 料 無料(事前申込み制定員になり次第締切)
そ の 他 講演会開催にあわせ、ドナルド・キーン・センター柏崎と会場の新潟産業大学間にて、無料バスを運行いたします。ご利用ご希望の方は、お申込みの際に、お伝えください。
お申込み・お問い合わせ
ドナルド・キーン・センター柏崎
〒945-0063新潟県柏崎市諏訪町10-17 電話/FAX:0257-28-5755
島内景二(しまうち けいじ)
国文学者、文芸評論家、電気通信大学教授。博士(文学)。専門は、古典文学、とくに『源氏物語』。
長崎県生まれ。1979年東京大学文学部国文科卒、1984年同大学院博士課程単位取得満期退学、電気通信大学専任講師、1988年助教授、2003年教授。2001年『源氏物語の影響史』で東京大学より博士号を取得。

展示概要

開館時間 10時~17時(入館は16時30分まで)
休 館 日 毎週月曜日(祝日、振替休日の場合はその翌日)12月26日~3月9日は冬季休館
入 館 料 大人500円・中高生200円・小学生100円(入館料で企画展を観覧できます。)
主  催 公益財団法人ブルボン吉田記念財団
共  催 群馬県立土屋文明記念文学館
後  援 新潟県、新潟県教育委員会、柏崎市、柏崎市教育委員会、東京都北区、東京都北区教育委員会、 東京都北区立中央図書館、新潟日報社、BSN新潟放送、N S T、TeNYテレビ新潟、 UX新潟テレビ21、エフエムラジオ新潟、柏崎日報社、柏新時報社、柏崎コミュニティ放送
協  力 群馬県立文書館、群馬大学総合情報メディアセンター図書館、国立公文書館アジア歴史資料センター、国立国会図書館、コロンビア大学C.V.スター東亜図書館、島内景二、東京大学総合図書館、宮澤正明写真事務所、早稲田大学図書館、
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